〜2005年7月30日 夕方からH丘陵へ〜

今週末は会社工事の立会いで出勤日・・・のはずであった。が、工事が順調ということで1週
お休みとあいなった。
家の用事を済ませると午後の3時頃。明日は天気が崩れるらしい。となると行けるときに行って
おきますか。という訳で日も傾いた時刻から裏山へと向かった。
今日はかなり蒸し暑い一日。虫たちはどうすごしているのだろうか?というより出歩いてないの
ではないかと思えたのだが、とりあえずの無欲のお出かけである。

裏山へ登リ始めるとすぐに、両側から木が生い茂り昼なお暗きといった風情の場所がある。その
暗き道端にアカメガシワが2本生えていて、カミキリムシらしき穿孔の跡がある。
ここらを見たら何かいるのではないかと思いつついつも通り過ぎるのだが、今日はちょっと覗い
てみることにした。もしかしたら昼寝でもしてるんじゃないかと・・・

 <ウスバカミキリ@本当に寝ておった!>

幸先が良い。普通種であろうとなんであろうと今年からカミキリを始めた自分は素直に嬉しい。
写真を撮りおえ標本用につまもうとすると、目覚めたヤツはお尻から白い液を出しながら必死で
逃げようとする。液と意外にもフニャっとした触感が少々気味悪い(^^;

さて無事にケースに放り込み道を進む。山の傾斜地に何の花というか実というか房になっている
やつ(植物も勉強せねば・・・)に虫が群がっているのが遠目に見えた。大きさ細さ的にカミキリ
に見えないこともないが、何せ遠目と逆光のために良く見えない。下は崖なのでもちろん近くに
行く訳にも行かず、網取りに一旦帰宅しようかとも考えた。ともかくデジカメ望遠で撮影を試みる。

 <怪しい影@カメムシか?>

触覚が違うし前胸の角張り方がカメムシっぽいので彼らにサヨナラすることにした。

しばらく行くと小さなコナラの木がある。日当たりも良いので何か掘り出し物が出ないかとちょっと
楽しみにしているのだが、小さなオトシブミを見つけた。下膨れの姿が愛嬌がある。「FOCUS」用に
撮影。ここで最近チョウを撮ってないことに気がつく。ということでチョウを撮りに行くことに。

途中の細い道へと踏み込む。途端に目に飛び込んできたのがこいつ。

 <シロスジカミキリ@これも昼寝>

今日はカミキリに縁があるかも。(^-^)

細い道から急な登りを越えるとチョウが良く飛ぶ小道に出る。きっとここは「チョウの道」という
やつなのだろう。ここに来ると様々なチョウにいつも出会える。出会いながらもなかなか気に入った
写真を撮らせてくれないのがこいつ。

 <ムラサキシジミ?>

たぶんムラサキシジミと思うのだが、なかなか羽根を開かない。先日など30分くらい粘った
のだが絶対に開かないもんね。開いたと思ったら一瞬で飛んでいってしまうのでシャープな写
真は絶対に撮れない。とても深いブルーの綺麗な羽根なのだが・・・残念

さて、チョウを狙うときは手持ちでは絶対に無理だと思う。羽根を開くのは一瞬なので、ずっと
狙いっぱなしで手が疲れるし、いざ開いた時は力んでしまって絶対に手ぶれしてしまうのだ。こ
れは一脚が必要な作業とつくずくと感じた。明日買いに行こうっと。

時間も押し詰まってきたのでそろそろ帰ることにする。その帰り道で出会ったのがこいつ。

 <アゲハチョウ@こいつも昼寝?>

いつも花から花へとせわしなく飛び回って写真を撮る暇を与えてくれないのだが、今日は
大胆に羽根を拡げてじぃっとしている。画面一杯になるまで近づくことを許してくれた。

最後に先日ヒラタクワガタがいた木を見る。っと隣の木の根元にゆらめく触覚が見えた。これは
ゴマフカミキリでしょ。

 <ナガゴマフカミキリ@本日仕上げ>

これはこの辺りでは始めて見た。大きさといい、結構好きなカミキリだな(^-^)。

今日は大して期待せずに家を出たのだが、自分にしてみれば大満足の成果。虫たちの活動って
いうのは凡人には良くわからんなぁ。(^^;;



SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO