今年の夏は会社も忙しく、まとまって休みが取りづらい。子供たちもそれぞれ予定が忙しく、休みを 合わせるのが難しいという訳で、【ち】が子供たちを連れて新幹線で帰省。大阪に来て10年目にし て初めての一人暮らしである。この話を会社ですると皆、異口同音に「羽根を伸ばせて・・・」と おっしゃるのだが、こちらとしてはとっくに羽根も退化してヤンバルクイナ状態である。 さて土日出勤であったので、代休を取らねばならないという訳で週半ばに代休を取得。一羽のヤンバル はそそくさと朝からいつものH丘陵へと向かうのであった。本日はいつもと違うGポイントからである。 山への入り口、カメラを用意してまずノドを潤す。その傍らにある木を見ると・・・ <カタシロゴマフカミキリ@朝から頑張る!> この木は根元から少々菌が回りだしていてどうやらゴマフ系の発生木となっているようだ。他に ナガゴマフの姿もあった。実は最初この人たちもナガゴマフと思ったのだが大きさが一回り小さ かったのと背中の模様がボケていたのでとりあえずつまんで帰ったのであった。帰宅後の同定作業 で別種と確定!ラッキーであった。 カミキリ採集は忙しい。今のところ特に種を決めて採集するわけではないため、木も草もあらゆる ものを見ていかねばならない。クワガタ採集とこのあたりが違う。だからゆっくりゆっくりと山道 を登っていく。必然的に目に入る虫たちも増える。 <ショウリョウバッタ> バッタも増えてきて夏から秋へと季節が変わる準備をしていることをヒシヒシと感じる。 <アブラゼミ@今が旬> 道端の笹につく黒い影。 <オオヨツスジハナカミキリ> 何故かちょっと苦しそうな動き。よく見るとお尻から白い寄生虫が出たり入ったり。一生懸命踏ん張る のだがなかなか切れないで悶えている。ちょっとつまむのを躊躇しているうちにポトリと下草の中へ。 しかし帰宅後、写真から同定するのだがこれがなかなか難しくまた楽しい作業だ。なんせカミキリは 種類が多い。羽根の模様や大きさ、触覚、季節、地域などを元にあ〜でもない、こ〜でもないと考える のが醍醐味であろう。 <パンジー?@野生> 道端のこんな可憐な花も眺めながら・・・ <スジコガネ> オレンジ色の憎いやつ!このあたりチョウの姿も多いのであるが、なにしろジッとしてくれないので 写真に収めることができない。ウラギンシジミ・ムラサキシジミ・キアゲハ・テングチョウ・・・ もったいない。(T-T) <ウスバカミキリ> などを眺めつつ道を進む。 ふと足元に動く気配・・・歩いていたのは <ミヤマクワガタ♀> クワガタを必死で探していたころはめったに地元ではお目にかからなかったのに。こんなもんでしょうか? 写真を撮影後は林の中に戻す。産めよ増やせよ! <名も無き滝> 結構見事な滝。こんなところがあったのか・・・ <ミンミンゼミ@これも旬> そしてたどり着いた先には・・・ <マガモ@カモ?> そしてさらにその先は・・・ <わが町@絶景> 夏を満喫の一日。 |
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