〜2005年9月13日 K山周辺散策〜夏の名残〜

【お詫びと訂正】この夏、散策記にしばしば登場する「キバネニセハムシカミキリ」であるが某HP上で
よく似た虫を見つけた。狙っていたカミキリではなく「ニセ」どころか本物の「ハムシ」の仲間であるらし
い。いずれにしろ同定に自信がなかったので、たびたびお世話になっている「るどるふ」さんに見て頂
いたところ「ハムシダマシ」という虫であるとのこと。「ニセ」があったり「ダマシ」があったり素人には本
当に恐ろしい虫の世界だ。という訳で「カミキリ」のページは訂正させて頂いた。ついでに各散策記も修
正とも思ったのであるが、同定ミスの記念としてそのままとすることにした。
※どうもお世話になりました。また何かありましたらお願い致します。>るどるふ様

さて、季節もはや9月。クワガタに比べ採集期が長いカミキリといえど、もうシーズンは終盤である。
先週のプチ散策の帰りがけ、雑木林の端っこで「カラスウリ」を見つけた。この時期で「カラスウリ」といえ
ば 「カノコサビカミキリ」というものが採れるらしい。ついでにブドウ科のツル植物では「ブドウトラカミキリ」
も 採れると「るどるふ」さんに教わった。という訳で出かけて来ました。

 <脱皮直後>

秋の気配が漂い始めたなか、必死で古い殻を脱ぎ捨てるバッタを観察。良い物を見せてもらいました。

 <アキアカネ@青空>

そういえば今年は実にのんびりと虫を眺めることができたなぁ。楽しいシーズンだった。(^-^)

 <カラスウリ@まだ青い>

カラスウリ帯に到着、やおら抱えてきたビニール傘を広げ、柄のほうで草叢を叩きながら虫を傘の中に
落としていく。ビーティングという採集方法なのだが、実は本日初めて試みていたりして。(^^;
獲物はハムシ類、クモ類そしてデンデン虫であった。何度やっても、どこをやっても同じ結果。ネットで
調査したところでは「カノコサビ」は大阪府では採集記録が無い・・・やはりいないのか、それとも腕前が
下手なのか。
しばらく粘ってみたが結果が出ないので「今日はこのぐらいにしといてやる」ことにした。(^O^)
移動である。


<途中で出会った触覚揃えたヘンなやつ・・・ササキリ(バッタ)の仲間かな?>

それではいつものK山方面で「夏の名残」を捜してみようと言う訳で、いつものハイキングコースへと。

 <毛虫の実る木>

この時期怖いのは「スズメバチ」やこの毛虫達である。木や葉に不用意に手が触れられないどころか
下を通過するのもヒヤヒヤものである。キモチワル〜(^^;;

 <コアオハナムグリ?@こちらも鈴生り>

かと思えばこんな鈴生り状態も。この木(ヌルデでしょうか?)は花という花がこの状態で、下を通ると食べ
こぼしの花のカケラが雪のように降っている。凄まじいまでの食欲だ。恐らく明日には花は食い尽くされて
魚の骨のようになってしまうのであろう。

 <真昼の決闘>

大きな羽音に驚かされた。スズメバチである。果敢にも写真を撮ろうとしているところにさらに大きな羽音が。
またか!?と思ったらなんとノコギリクワガタであった。上手にホバリングしながらアシナガバチを牽制し、
ハチがひるんだ隙にちゃっかりと樹液場の上に着地。あとは大顎で相手を寄せ付けず、悠々と占領を続
け る。

 <ゴマダラカミキリ@静>

ふと、すぐ横の木を見るとゴマダラカミキリがひたすら静かに樹皮を齧っている。写真を撮るために近づ
い ても無心に齧る。

 <ヒカゲチョウ@これも静>

また近くの手すり上では、臆病なはずのヒカゲチョウがじっと佇む。これまたかなり近づいても数センチ場
所 を移動するだけで、じっくりと観察させてくれた。よく見ると羽根の波目が墨絵のようで渋い。

まだまだ夏の名残が豊かなK山周辺である。



SEO [PR] おまとめローン 冷え性対策 坂本龍馬 動画掲示板 レンタルサーバー SEO