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今年の夏はまとまった休暇が取り辛く帰省しなかった。がしかし、９月に入り東京出張の予定が入った。 諸事情もあり、一度実家に寄りたかったのでこの機会を逃す手は無い。溜まっている代休も消化して帰 省 することにした。東京で仕事をテキパキ？と済ませ中央線の特急に飛び乗る・・・つもりが信号故障で１ 時間も待ちぼうけ。確か前回も大幅にダイヤが乱れていた。頼んますよ、中央線！ 予定より大きく遅れての実家到着であった。 さて、翌日所用を済ませるとやることはない。それでは、ということで近所に散策に出かけることにした。 というか最初からこれが目的だったりして(^^; ただ実家には車がないので、あくまでも徒歩で行ける範囲 である。 裏山に入る前に近所の「百均」でビニール傘を仕入れる。簡易のビーティング用である。まずは山への 道沿 の雑木林から虫探しを始めたのだが、好天気の夕刻に傘下げてじっと木の下に佇むオヤジはよほ ど怪しく 見えるらしく、通りすがりの女子大生などはあからさまに道路の反対側に避けて駆け足で通り過ぎていく。(^^; あまり通行人の迷惑になるのもなんなので、そそくさと山の中の散策路に入ることにした。 散策路周辺の手近な下草にて傘を広げ、拾った枯れ枝で草をを叩いていく。どんな虫が入るかな？  ＜カツオゾウムシ＞
 ＜アカスジキンカメムシ(幼虫)＞
あとは大量のヨコバイ、クモ、そして釣り上げたマグロみたいにピチピチとビニール傘の中を飛び跳ねる イモ ムシ達である。 雑木林の中は散策道沿いは猛烈な笹薮で、とても道をはずれる勇気は出ない。しかしところどころに 綺麗な 花なぞ咲いていて、わずか２００ｍくらいの道なのだが楽しめはする。  ＜ツマグロオオヨコバイ＠名も知らぬ花＞
途中にあった屋根付の休憩スペースに何故かポリバケツがあり、その底には枯葉と一緒にいろいろな虫 たち の亡骸が・・・トラップの様に落っこちて這い上がれなくなってしまったのだろうか？  ＜夏の残骸＠ポリバケツ＞
ナナフシ・オサムシ・コクワガタそして何故かネブトクワガタ。ネブトはこの辺りでは初確認種であった。 散策路もそして山のふもともどこか秋の気配が漂う。  ＜秋の夕暮れ＞
しかし植生についていろいろと発見もあったし、是非とも春から夏にかけてのシーズンに今度は来てみた い ものだ。 |
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