〜2006年4月16日 裏山散策〜with【い】〜

このところよく雨が降る。今時分にこんな雨が続くのも珍しいような気がする。週末の天気を気にしながら 1週間を終え、待ちに待った土曜日も雨。しかし本日の日曜日は午後から晴れてくると言う予報。それで はということで、午後に備えて万全の休日の午前を過ごした。
さて、我が家の息子【い】も無事に中学校に入学した。来週からは部活(野球部)も始まり、のんびりとした 日曜日もまた暫くはないかもしれない。というわけで、久しぶりに親子で裏山へと向かった。
このところ狙っている「ヒメスギカミキリ」に出会うことができるか?

いつも1人で歩く山への道を今日は2人で歩く。空は雲はあるものの晴れていた。そよぐ風が少し冷たい それでも気持ちの良い天気だ。
まずはこのところ通っている、スギカミキリポイントへ向かって山へと入る。と早速出迎えてくれたのが、

 <カナヘビ@Baby>

息子の手が気に入ったか、それとも固まっているだけなのか、なかなか逃げようとしない。そして次に 見つけた可愛いやつは

 <エダナナフシ@Baby>

体は小さく、まるでイトクズの塊のように見えたが、つついて動き出したのを見ると、まさにエダナナフシに 相違なし。実に生意気である。

杉の木に到着するも、スギもヒメスギも見当たらず、積上げられたソダや切り株にむしの姿はない。そこで 場所を移動することにした。

 <春らしい光景>

田圃のあぜ道へと出、その中を歩く。【い】は用水路を覗きながら水生昆虫をさがす、がこれは少々早いか?

目指すポイントに到着。ここに来るのも1年ぶりくらいか。と目の前にはその時と全然違う景色が。沢沿いに 草深い山道が続いていたはずが、なんと立派で綺麗な道が出来つつある!いつの間に・・・
小さな沢も、堂々とした水路になり、その脇の道は楽に車で登れるほど広い。ここをどうするのだろう?
そんなことを話しながら、ふと脇の工事用の柵の上に赤いものが見えた。

 <ベニカミキリ>

自分が帰ってから図鑑を調べなくても現場で同定できる数少ないカミキリだ。(^^; つまりそのくらい普通な 種類ということ。しかしこの鮮やかな「紅」の色を見て欲しい。綺麗だ・・・羽化したてかな?
前胸の部分に黒い斑紋があるのだが、これが様々なパターンがあり、なかなか面白い種であるとのこと。 なかなか身重な大人では届きがたい場所にいるため、ここは採集は【い】にまかせる。

 <ベニカミキリの脱出孔>

間近な竹を見てみると、ご覧の通りの丸い孔がいくつかあった。きっとここから抜け出たばかりであろう。 可愛そうだが上手な標本にするからね。

そこからその新しい道をず〜っと登ってみた。風通しも良く、適当に日当たりも有る。片側は山を切り崩して均 した割と綺麗な崖。そして片側は沢。少々人工的ではあるが、歩きやすい道だ。

 <ルリタテハ>

沢沿いの石の上では、ルリタテハが日光浴をしている。寒いのか?敏感で人が近づくとすぐに舞い上がる らしいが、またすぐに元の場所に戻ってくる、そんな習性を持つ蝶らしい。そういえば風が少し冷たくなって きた。

 <陽がかげる>

上を見上げると、何やら黒い雲が掛かってきた。とりあえずこの道のドン尽きまで行って帰ろうか。 その先は、写真は撮り忘れたがものの見事な1本杉などもあり、なかなかお気に入りの道となりそうな気が した。「むし」的にもしばらくは通ってみたい・・・かな?帰宅直後からまた雨・・・



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