〜2006年6月11日 裏山散策〜栗の木の下で〜

今週、ついに入梅した。ところが神様の計らいか土日はまずまずの天気である。折りしも近所 の栗の花は満開状態。今週末はクリの花を浚ってみることにする。
昨日、ひょんなことからこの栗林が知り合いのOさん地所であることが判明し、かつ快く採集 の許可を頂けたので今日はここで粘ることにする。
実は昨日もここからさらにBptまで足を伸ばしたのだが惨敗。今日はその反省もこめて、ここで ひたすら粘るのだ。

栗林の前に立ち、6mの竿を組み立てる。しかし栗林とこちら足場の間には幅約5m近い池が あり、ひたすら伸ばして精一杯の距離である。それでもこちら向きに伸びている枝先は充分に 浚うことができる。

 <満開の栗の花>

直線的なハチ・アブの飛線に混じって、フワ〜っとしたカミキリの飛翔が見えている。陽光に赤く光るベニカミキリ、ベニカミキリ、ベニ・・・ 他のはいないんかい!?
という訳で片端から浚ってみることにする。何度目かのお浚いの後、網の中に細長いムシがいるのが目に入った。

 <キイロトラカミキリ>

また浚う、浚う、浚う。ハナムグリやベニカミキリが無数に入る中、次に入ったのは。

 <トゲヒゲトラカミキリ with ダニ>

真っ赤なダニをしょったやつだが、なかなかデカイ!ダニを払い落として持ち帰ることに。
途中休憩を挟みながら、何度も往復して浚っていく。足元には色鮮やかなアザミの花。ちなみにアザミ系のカミキリは見えず。
※後日、再同定でエグリトラカミキリの誤りと気づく。初採集品。捨てないで良かった・・・(^^;

 <アザミの花>

中々次が採れない中、粘りに粘った。というのも昨日立ち寄った時に目にした、トラカミキリが欲しいのだ。あれは遠目でシロトラカミキリと見たのだが・・・

日も傾いてきた頃、浚った網に入る小さなハエなどを掃除しているとき、小さなムシが目に入った。触覚がピュ〜っと伸びたカミキリムシのシルエット。しかし、小さい。

 <クリチビカミキリ>

帰宅後の同定でクリチビカミキリと判明。身の丈は4mm弱である。昨年採ったガロアケシカミキリが5mm強なので、自己採集ミニマム記録を更新である。
「大阪府のカミキリムシ」によると大阪府中部・南部では未記録とのこと。

※こちらも後日の再同定で「ケシカミキリ」の誤り。訂正致します。


しかし小さいなりにクッキリとした背中の模様がなかなか渋い逸品である。

昨日、今日とゆっくり採集させてもらったので、早めに帰宅する。来週は雨かな?それにしても 宿題がまたひとつ。



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