〜2006年7月1日 裏山散策〜雨が降る中で〜

きちっと毎週末、山へと出かけている。自分でも呆れるくらいだ。今日も隙あらばとは思っているが朝から雨模様である。こんな日に傘を差して虫捕りするほど落ちぶれてはいない。

という訳で、傘を差さずに出かけてみた。(^^; (そういう意味じゃないだろう・・・) 

幸いびしょ濡れになるほどでもないので、まあ様子を見ながら近場をさまよい歩くことにする。 まずは先日撮影した「ラミー」と「キボシ」の写真が気に入らないので再撮影を狙ってくだんの 地区へと歩く。目的のイチジクには・・・虫の姿はない。残念。隣にはクワの老木があるのだが こちらはどうだろう?クワカミキリくらいは付いているのでは?
足元にはスズメバチが付いている。怖い怖い、気をつけて・・・ん!?このスズメバチ、羽根が無い!カミキリだ!という訳で。

 <トラフカミキリ>

先日の「ラミー」は確実に生息域を拡大している種らしいが、こちらはホストとなるクワの減少により、確実に減っている種であるらしい。何度もハチでないことを確認し、そっと指で押さえると「キ〜キ〜」とカミキリ特有の鳴き声がする。ボリューム感たっぷりの良いカミキリだ。家を出てからこの間2分ほど。今日は幸先が良い。記念すべき30種目のカミキリである。
※「大阪府のカミキリムシ」によると大阪府中部・南部では生息が疑問視されているとのこと。ちゃんと生息してました!

気をよくして「ラミー」の撮影を狙うがこちらは不発。そうこうするうちに雨も上がったのでこのまま山入りをすることにした。
ところが山入りした途端にまたもや大粒の雨。しばし木陰で雨宿りである。目の前の枯れ枝上をウロウロする「ヒトオビアラゲ」を眺めて時間をつぶす。
また小降りとなったところでハイキングコースを先へと進む。ちょうどアカメガシワ満開を迎えているが、この天気では虫が飛んでくる気配はない。道端に張り出したアカメガシワの枝に葛やらフジやら絡まってほの暗い藪の下に潜ってみる。ゆらめく触覚を発見。

 <トガリシロオビサビカミキリ>

その名前の通り尖ったお尻がまた素敵なカミキリだ。別の枝には「ナガゴマフ」も付いている。 さほど期待はしていなかったが、なかなかヤル気のある藪ではないか?

 <ネムノキの花>

近くのネムノキも満開状態である。一昔前のジュリアナ東京のお立ち台のような花が印象的で怪しい雰囲気を醸し出している。(^o^)

いつもの蝶のエリアには本日はベニシジミのみである。ただ羽化したてなのか羽根の模様がクッキリと鮮やかで美しい個体であったので思わず撮影。


 <ベニシジミ>

一時小康状態だった空にはまた黒い雲が掛かってきた。そろそろ引き返さないと危ないかな。道端のヌルデ幹の裏側にはまたもや「ナガゴマフ」の姿が。こちら向きも珍しいのでこれも撮影。

 <ナガゴマフカミキリ>

本日は雨の中、沢山の虫たちがいてくれてありがとう!家でくすぶっていずに思い切って出かけてきて良かった、良かった。(^-^)



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