〜2007年5月2日〜4日 〜GW三日間の総括〜

〜5月2日〜

朝のうちまで降っていた雨も上がり、所用も片付いた午後、GW恒例で【ち】と裏山へ散策へ向かった。 雨も上がり・・・とはいうものの、まだどんよりとした空模様。
さてマイフィールドではAポイントが工事のために全滅と厳しいシーズンである。あまり遠出もできない 状況下、Bポイントへ向かった。

Bポイント入口から山へ入ってすぐに白い小さな花をつけた茂みを発見。早速網をセットして2、3回 スイープ。中には各種イモムシが入っていて【ち】に辟易とされるも、カミキリらしき姿も見える。

<カマツカ?>


<キバネニセハムシハナカミキリ>

一昨年、本物のハムシと当カミキリとを間違えて以来、ずっと採りたかった種であるので嬉しい。ごく 普通に今の時期どこにでもいると聞いてはいたが、帰宅後調べると大阪中部では未記載である。 わざわざ記載するまでもないほどのありふれているということでもないのだろうが、とにかくここにはいる。

<危なくてしょうがない>

朝方降った雨の影響で、2,3度浚うと網が滴でベッタリと濡れて使い物にならなくなってしまった。周囲を見回し ながら先へ進むも、杉の木の皮にしがみつくヒメクロトラがいるのみ。路上には何故かサワガニが多数ウロウロと していて踏みそうでしょうがない。集中できないので早々と帰宅することとした。帰りがけにキクスイを確認。

〜5月3日〜

今日はうって変わって朝から良い天気である。気温も上昇しそうな気配。昨日のキバネニセハムシハナに 気を良くして午前中から【ち】と出撃することにした。今日はGポイントへ車で向かう。

着いて早々、出迎えてくれたのは、お馴染みのポーズのこのカミキリムシであった。

<アトモンサビカミキリ>

期待に反してその後カミキリにお目にかかれない。道端のヨモギなど摘みながら先へ進むも花もなく時間だけ が過ぎていく。諦めて一旦帰宅。

午後から再度出撃。昨日と同じBポイントである。早速昨日の花を浚ってみると、今日もキバネニセハムシ。 他にはトゲヒゲトラがポツリポツリと入るのみ。先へ進むと足もとのコンクリートブロックに赤い影が。

<ヒメスギカミキリ>

家で測ると12mmあり、今まで捕まえた中で最大級であった。これくらいになるとむしろ風格が漂う感じである。 この後は、追加のヨモギを摘んだだけで他に収穫もなし。帰りがけに再度キクスイを確認。写真を撮るも前ピン でイマイチ。燃焼しきれない2日目であった。

<キクスイカミキリ@前ピン>

〜5月4日〜

本日も晴天なり。ただ明日からは天気も崩れるということだ。それでは本日が勝負とばかり、午前中から再度 Bポイントへ向かう。花に集まるカミキリなら午前中の方が良いようだ。

さて、カマツカ?に到着。遠目にも本日は虫が多数飛来している。カミキリを探すと手前の花にそれらしき姿が 見えた。

<トゲヒゲトラカミキリ>

このころより徐々にではあるが新しいカメラ&レンズに慣れてきたようだ。確かに色々とクセというものがあるようだ。 さて、じっくりと花の前に腰を据えて、浚っては眺め、眺めては浚うを繰り返す。と、網の中にカミキリらしき姿を 発見。手繰り寄せてみると・・・

<ツヤケシハナカミキリ>

名前の通りに本当に「ツヤケシ」で、墨絵のような渋い色合いである。運よくペアで入ってくれてありがとう。 この時間帯、このカミキリが最優先種のようでフワ〜っと花の周囲を飛ぶ姿が目に付く。残念ながら写真は 撮れなかった。

ちょっと道の先の方に地面から盛んに飛び立つ虫がいる。あの飛び方はハンミョウではないか?見回すと あちらこちらにハンミョウの姿が見える。どうやらここらはハンミョウポイント!写真はブログに掲載します。(^-^)

さて帰り道、竹藪付近を通りかかると、目の前を赤いカミキリが横切る。ベニカミキリだな・・・とは思いつつ 手で払い落すと・・・微妙に背中に点がある。さぁて困った。ヘリグロかベニか・・・図鑑と首っ引きで調べる。 希望的にはヘリグロベニであって欲しかったが、前胸板周囲の黒囲いがあまりにも微妙・・・という訳で 泣く泣くベニカミキリということとする。

<ベニカミキリ>

さらに困ったのがカマツカスイープの途中に網に引っ掛かった小さな赤いカミキリ。体長7mm弱で、拡大鏡 でもよく見えない。色々と調べてもシルエットはヒメスギに見える。ちなみにヒメスギの通常の体長は7〜12mm 程度という。ということは、昨日と今日で最大と最小を採ったということか・・・


<@昨年採集の通常サイズ、A昨日採集の最大サイズ、B本日採集の最小サイズ>

写真もカミキリも奥が深いと悩み多き、楽しきGWでありました。



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