〜2008年6月1日 〜梅雨入り間近〜

沖縄の梅雨入りが例年より2週間も遅れたので安穏としていたところ、近畿では来週中にも梅雨入りしそうな 雰囲気になってきた。この日曜日が梅雨入り前の最後の晴れ間ということで、朝から気合いを入れて、まずは 宿題を片付けに近所のYポイントへ車を走らせた。

宿題というのはこの時期いつも撮り逃がしてしまう「ルリカミキリ」の撮影である。ご近所で「ルリカミキリ」といえば Yポイントなのだ。大枚○百円の駐車場代を物ともせず、大量のバードウォッチングの団体さんをも突き抜けて 一人、生垣に向うのだ。

周囲の人々は池に浮かぶ水鳥達や折しも咲きそろう花菖蒲にカメラを向けているのだが、私だけがレンズの向き が全く違う。結構勇気が必要だ・・・さて、生垣に目を凝らしていると当り始めた陽の光の中にフワ〜っとオレンジ 色の虫が飛び始めた。いた!葉っぱの先端部分に着地して落ち着いたヤツをファインダーに収める。

<ルリカミキリ>

遠目にはカミキリらしからぬフォルムと深いオレンジのボディ、濃紺の羽根・・・美しいカミキリである。

しっかりと撮影もできた(ただし老眼の影響でピントに自信がないので画像を確認しながら数十枚撮影している) ので、一応体裁上振り向いて「花菖蒲」なども撮影後、次なるポイントへと向かった。

<咲きそろうアヤメ>

次のポイントはこのところ通っている山への道。この辺り、地元では桜の名所なので周囲の桜を眺めながら山道 へと向かった。今日のターゲットは桜。幹を見、茂った葉先を見、花も咲いてない時期にこれだけ真剣に桜を 眺めるのも初めてか?(^^;

さて山道は尾根道にでるまでずっと登りである。狭い階段状の道の両側、下草がかなり伸びてきている。もうすぐ 登れなくなりそうだ。

<登りの道>

尾根に出る直前に1本のヌルデの大木がある。その根元にはこの春に切り払われた雑木や枝が積まれていて、 ミドリカミキリが大量発生している。今日もここを覗いていくことにしたのだが、これも強烈な下草の向こうである。 トゲのある草やツル類に足を刺されたり取られたり・・・やっとの思いで辿り着くと、そこはカミキリの天国であった。 いつもながらミドリカミキリがもっとも大量であるが、今日はそれ以外に・・・

<キイロトラカミキリ>



<エグリトラカミキリ@産卵中>

も大発生中。せいぜい1平米程度の広さなのだが、3種それぞれ2桁以上の数が右往左往している様はこの 辺りでは珍しい光景。座り込んで眺めていると先ほどの山道をハイカーが胡散臭そうな顔でこちらを眺めて 通り過ぎていく。下半身は草叢にかくれているので野●していると思われたに違いない・・・と後で気づく。 慌ててカメラを構えてカモフラージュしたが後の祭り・・・orz

その後、尾根道を歩くも目ぼしい収穫もなく、日頃の運動不足を思いっきり解消しただけであった。昼飯時に なってきたのでまたさっきの道をトコトコと降りた。登り口まで戻り、そこにある桜の部分枯れを眺めていると、 頭上の葉に何かいるのを視野の隅で捉えた。いた!今年のターゲット第一弾である。ふるえる手でシャッター を押し、飛び去るのを恐れて慌ててネットを被せた。

<ヤツメカミキリ>

ネットの底にポトリと落下するのが確認できた。今年の新種1種目である。

<ヤツメカミキリ>

大きさ、形、色。どれをとっても好みのタイプである。トホシカミキリ族はラミーもそうだが本当に美しい!

私としては大満足な1日。
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