〜2008年7月17日〜19日 〜山梨番外編〜

4月初めに山梨を訪れて以来3ケ月が経った。久しぶりの墓参及び9月の法事打ち合わせを兼ねて、山梨を 訪れることとする。大義名分はさておき、このところ地元ではカミキリにあまり出会えずにいるので、シーズンの この時期の山梨は大変楽しみなことである。

毎日猛暑に見舞われている関西地区とは異なり、関東は天気予報はイマイチ。毎日、予報を眺めながらヤ キモキしていたが、結果的には少々の雨に降られた程度で、あとは比較的いい天気に恵まれた。カミキリ 的にも条件としては良い方と思われた。にも関わらず、成果は期待した程ではなく、自分のセンスのなさを 改めて認識!でも自分なりには楽しめて良かった。(^-^)
ブログとかぶる部分もあるが以下に記録として纏めてみた。

【夜の部は総括】

<ほぼ満月>

ほぼ満月に近い月齢でありながら、雲も多く、また軌道が低いこともあって山の陰に隠れがちであり、さほど 邪魔になる程ではなかった。気温は暑苦しくはない程度に蒸し暑く、風も弱めで採集には悪くないはずなのに 虫の出はあまり良くない。またポイント中、最大の成果が期待できる街灯が消灯されており残念であった。
カミキリ的には出会ったのは以下の通りである。

<クロカミキリ>

<ビロードカミキリ>

<シロスジカミキリ>

<サビカミキリ>

時期的に夏休み直前なので、何組もの親子連れが街灯ポイントを訪れるが、皆さん手ぶらでお帰りになられて いた。自分もかなり長い時間うろついてみたが、小さなカブト、コクワ♂が1匹のみ。これは後から来た家族連れ にお渡しして喜んでもらえたので良かったが・・・諦めて宿へ帰るとその駐車場にはアカアシが1ペア・・・なんの ことはない、ここが一番のポイントだった。

<アカアシクワガタ>



【昼の部はドキュメント】

実は今回、大きな失敗を2つしてしまった。ひとつめは虫網は現地調達のつもりだったのだが、釣り具屋を覘くと 渓流用のタモ網しかない。考えてみれば当たり前なのだが海釣り用の長い竿が入手できずに網なしとなってしまった。 そしてふたつめはデジカメ。設定を気にせずに撮影していたのだが、帰宅後に見てみると「ホワイトバランス」が 無茶苦茶な設定に・・・すべての写真が緑色であった。これは修正に時間がかかる・・・(T-T)

さて、朝も早くから起きだして、一番手近な林道にチャレンジすることにする。渓流沿いを順調にドライブするが 虫は見つからない。

<澄んだ流れ>

もっともスイープできないのでもっぱら見るだけなので、老眼キツイこの目では成果は期待できないが・・・それでも 濡れた林道面で給水中のカラスアゲハに見とれたり・・・(本当にジッとしない方たちで)

<ミヤマカラスアゲハ>

ルリタテハにドアップで迫ったり・・・(寝てるわけでもないようでしたが)

<ルリタテハ>

小さなセセリチョウを愛でてみたり・・・(チョウを見に来たわけでもないんだが)

<ヒメキマダラセセリ>

ヘリグロリンゴと思われるカミキリに逃げられたり・・・(唯一のカミキリだったのに)
と有意義に午前中を過ごした。雲行きも怪しくなってきたことだし、午後からは林道を離れることにした。

とある施設の駐車場に着く頃から雨がポツリポツリと降り出したので車の中で仮眠をとる。目覚めると雨も上がり 天気も回復していた。その施設周辺を散策。キャンプ場に放置されていたフカフカの白枯材では「アカハナ」 が大発生していた。

<アカハナカミキリ>

<当然周囲の樹にも>

次に咲きそろうアジサイ園に行ってみる。その中に数本の梅の幼木があり実をつけていた。何気なく見てみると クモの糸に引っ掛かり宙ぶらりんのカミキリがいた。そしてその上方にも同じカミキリが・・・

<真黒なカミキリ>

<何カミキリ?>

素人の私には採った時は何カミキリか判らない。真黒なボディの両脇に白い点があって素敵だ。とりあえず確保 したのだが、実は帰宅後「カミキリ大図鑑」を見ても何カミキリか判らない。新種ってこともないだろうけど・・・ネット でいろいろと検索してみるとどうやら「フタスジハナカミキリ」の黒化タイプらしい。富士山特有のタイプらしいが 結構嬉しかったりした。
ちなみにその後、普通のやつも採れたが、どうみても同じカミキリには見えないが・・・

<フタスジハナカミキリ−通常型−>

さて、翌日も朝から今度は実家近くのいつもの裏山へと向かった。山道を登ると道脇にモミジ立ち枯れがある。 カミキリが好みそうな感じなのでいつも見ているのだが・・・今日は鮮やかな青い虫がいきなり目に入った。

<ルリボシカミキリ>

いつかお目にかかりたいと思っていたが今日だった。もっといないかと思い、木を見上げると上からまた降りてくる。 見上げるたびに、いつのまにか上方に次から次へと湧いてくる感じだ。これは凄い!

<次から>



<次へと>

この木1本で午前中一杯を楽しませてもらった。というところで時間切れである。

<関東甲信越の梅雨明け>

いろいろと下手は下手なりに楽しめた今回のお出かけだった。
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