天気予報によれば、遅れていた梅雨も次の週末には突入の可能性があるようだ。通勤の道沿いの
栗の花(民家敷地内で採集は不可)もかなり開いてきたようでもあるし、去年見つけた山中の栗
の木でも見に行くことにした。 今日も早めに起床し、午前中に山へと向かう。川沿いの道はまだ涼しさが残っているような時間帯 である。山への登り口の石段をひぃひぃ息を切らしながら上りつめ、さらにハイキング道を 進んでいく。道沿いの桑の木は枝を伐採したようで、ところどころに枯れ枝が引っ掛かったまま であった。下から見上げると小さな長い触覚がチョロチョロしているのが見えた。 <真ん中の細い枯れ枝の上> 慎重に網をかぶせ揺さぶる。一度目は落ちず、さらに二度目の揺さぶりでネットに落ちた。 <キクスイモドキカミキリ> グレーの地に上翅の合わせ目に白い筋が入っていて、なかなか良いムシだ。地元で49種目。 ついに大台にリーチがかかった。 そのままハイキング道を登って行く。ウツギらしき花を見つけたが、ハムシ以外の虫影は 見つけることができなかった。 <ウツギ?> さて、栗の木までたどり着くとなんということか、こちらも枝が伐採されている。何の必要が あって、こんな山中の辺鄙な場所の栗の枝を切るのか良くわからないが、残念である。 しかも高い梢の先にある花穂はまだまだ堅いままであった。 <栗の花穂> ここで先週、花は良くても虫がいなかったガマズミを見に行くことにした。ハイキング道を急遽引き返し 別の登り口から山を登る。正直、なまった体には結構キツイ道である。途中何度か休憩しながら稜線まで たどりついた。そこにいたのは今度はモドキではなく正真正銘のキクスイカミキリ。 <キクスイカミキリ> ガマズミまで何とかたどりつくと、既に花は終わっていた・・・ <終わったガマズミ> ここで全ての体力を使い切り、本日は終了。 地元産を1種追加できたし、梅雨入り前に良い仕事ができた・・・かな? |
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