シーズンオフの冬の間に、次のシーズンに採れそうな虫などを暇にあかせて選ぶのだが、それ通りに
採れたためしがない。今シーズンもそれなりにポツポツと地元採集種を増やせてはいるが、
リストアップ種がひとつもないというのは、我ながら読みの鋭さに脱毛である。 さて今朝は町内子供会の古紙回収日。早朝に起床しなければならなかったが、それを逆手に、そのまま 山へと向かった。 <立ち枯れ含め赤松が数本> まずは樹皮表面を眺めていくが何もいない。サシガメすらいない。半立ち枯れの捲れた樹皮にシロスジ カミキリのような繊維状の真新しい木クズが積っていた。その近くの捲れをそっと剥がしてみると 足元にポトリと何かが落ちた。 <サビカミキリ> 山梨灯火ではおなじみなので、この辺りでも灯火回りでもしないとお目にかかれないかと思ったいた。 とりあえず夜に徘徊すれば出会える虫としてリストアップしていたが、昼間にこんな状況での出会いは 自分にしては意外な出会い。スマートなシルエットが格好良くちょっと見直した。 ここからは沢に沿うかたちでハイキング道を辿る。夏休みのハイカーと時折すれ違いながら夏らしい 景色を眺めながら歩いた。傍らの木の洞に頭を突っ込むデカ黒い虫を発見。網の先で突くと慌てて 逃げ出したのはミヤマクワガタ♀であった。今年お初のクワガタであったがとにかく立派なサイズ! <ミヤマ> さて、沢沿いを歩いていると川面に何か飛び込むのを眼の隅でキャッチした。木の陰から透かしてみると カワセミのようである。我が家周辺では住宅地の池や公園などで見かけることはあったが、自然度の 高い山の中で見かけるのは初めてである。途中に枝など邪魔は多いがこれだけの至近距離で出会うのも 珍しい。慌てて望遠を装着し、カメラを構え、シャッターを切った。 <慌てすぎ> 興奮で思わず強烈に手ぶれしてしまったのでもう一度心を落ち着けて・・・と、通りかかった中学生ぐらい のハイカー達が何が面白いのか急に大声で笑い出した。あ・・・飛んでいってしまった。こっちは全然 面白くない! 面白くないので足元のツユクサを撮影。同じ青つながりということで・・・ <ツユクサ> その後は道を戻り、いつもの粗朶場を覗いてみる。だんだんカミキリムシも少なくなって、いたのはこの ナガゴマフだけであった。 <ナガゴマフカミキリ> 猛暑はまだまだ続きそうだが、カミキリシーズンは確実に終わりに近付いているようだ。 <盛夏> 今シーズン、あと出会いはどのくらいあるだろうか? |
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