〜2011年7月31日 山梨〜霊峰2011〜

夜中に一時的に雲が切れたようで宿の窓から富士山夜間登山の灯りが点々と見えた。ところが朝には 麓までスッポリと雲の中である。早めに宿を出たものの雨はマシだが林道へ向かう途中の道から既に ガスが漂っている。

 <煙る林道>

本日は叩きが中心のつもりなので大丈夫だろうが、とても寒いしテンションは上がらない。それでも 昨日のイケマを見てみると今日も「ニンフホソハナ」がいてくれた。

 <ニンフホソハナカミキリ>

他にはアリくらいしか目につかないが念のためにちょっと高い場所に絡まるイケマを浚ってみると・・・

 <オオヒメハナカミキリ>

わかりやすいピドニアが採れて良かった。同定に自信がないので本当に良かった・・・

さて、昨日の伐採エリアにたどり着くと少しガスが切れてきて明るくなっていた。波がまた来るで あろうし今のうちにひたすら叩くことにする。

 <ガスの切れ目>

幸い叩くところは困らない、というかあちこちあり過ぎてかえって困るくらいだ。

 <エゾサビカミキリ>

まずは「エゾサビカミキリ」から始まった。車を置き、移動しながら叩いていく。

 <ヒゲナガモモブトカミキリ>

いきなり今回是非とも見てみたかった「ヒゲナガモモブトカミキリ」に出会えた。ラッキーだ。

 <ヒメヒゲナガカミキリ>

叩く合間に粗朶も枝先までじっくりと眺めてみると・・・

 <トゲバカミキリ>

 <クワサビカミキリ>

新しい個体なのか白い文様がクッキリと美しい「クワサビカミキリ」。一旦車まで戻ってみると・・・

 <ホソカミキリ>

車の濡れたボディで待っていてくれた「ホソカミキリ」。実はこれも欲しかった。気を良くして また叩き始める。

 <チャボヒゲナガカミキリ>

前回別の林道で出会った「チャボヒゲナガカミキリ」。今回もいてくれた。

 <シロオビチビカミキリ>

今回一番同定で迷ったヤツである。間違えているかもしれない・・・

 <カラカネハナカミキリ>

これも是非とも出会いたかった「カラカネハナカミキリ」である。赤桃タイプで美しい。

 <キッコウモンケシカミキリ>

これまた出会いたかった「キッコウモンケシカミキリ」。亀の模様が面白い。
ざっと書いてきたが、時間的にはこれでも結構経つ。今まで持っていた天気もここまでの様子。雨脚が 強まり、ガスも濃くなってきたので林道を離れる。

帰りに再度イケマの前で車を停めた。じっくりとひとつひとつ花を見ていくと・・・

 <オオヒメハナカミキリ>

今度は生態写真を撮ることができた。また先ほどの高目の花を浚ってみると・・・

 <ホソキリンゴカミキリ>

狙っていた「ホソツツリンゴ」ではなく「ホソキリンゴカミキリ」が網に入った。裏返してお腹の黒を 確認したので多分間違いない・・・と思う。
雨はだんだんと麓近くまで降りてきている。ここで一気に標高を下げていくことにした。

 <某公園施設>

トイレ休憩でもと思って立ち寄った某公園施設である。片隅に粗朶が積んであるのが目に入る。

 <トガリシロオビサビカミキリ>

地元でもおなじみの「トガリシロオビサビカミキリ」ペアがまず目に入る。

 <アトジロサビカミキリ>

こちらもおなじみの「アトジロサビカミキリ」である。

 <ニイジマトラカミキリ>

ひときわ目立つシマ模様の「ニイジマトラカミキリ」である。その他、「ヒメヒゲナガ」「トゲバ」 もいた。ここでも結構楽しめるな。

ということで小腹も空いてきたし眠くもなってきたのでおやつ&仮眠をとって電車の時間を考えると ここまでということにした。
今回、天候にあまり恵まれなかった割にはとても楽しめた遠征だった。やはりいる時にいる所に行くと 条件はともかく結構楽しめるというのが勉強になった。いろいろと逃したものや出会えなかったもの もいるし、また来年、ここに来てみようと思う。




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