〜2012年6月23日 地元〜55、56種目〜

今週は台風に始まり、よく傘のお世話になった1週間だった。おまけに東京弾丸出張そして翌日 は朝の通勤電車で線路崩落で2駅程歩かされ、足腰もふらふらである。でも頑張ったお陰か、土日 は梅雨も一休み。掻き入れ時ということで午後に出かけた。
昨年は地元採集55種目と思ったが、ひとつ同定ミスがあり54種目でスタートした今期。もう なんか新しいのは採れる気がしない・・・ということで無欲の山歩きである。

いつもの場所から山へ入り、今期お世話になっているポイントでは、本日は「ヨツキボシ」が 目立つ場所で日光浴か。

 <ヨツキボシカミキリ>

お隣のシラカシ及びフジのポイントでは・・・

 <トガリシロオビ&ゴマフ>

そして枯れ枝にはさまったコクワガタ。結構良形で大きいな。

 <コクワガタ>

今期新しくできたポイント。杉木立を少し切り開き、ついでに立っていたコナラも2本程切り倒 したというような形。「クロナガタマムシ」だと思うのだが、結構大量に舞っているポイント。 タマムシが来るくらいだからカミキリだって来るんじゃないかと思っている。といきなり「ミドリ」 発見。

 <ミドリカミキリ>

本日もタマムシは少なからず乱舞している。気温は高め、時折日が差すという状況。飛び立つ たびにキラリとメタリックな蒼い煌きが美しい。

 <クロナガタマムシ>

振り返って2本目のコナラを見たとき、小さな紅いポッチが目に入った。「クビアカトラ」だ。 いやぁここにいるとは思わなかった。産卵場所を探しているのか、忙しなく右へ左へと徘徊して いる。とりあえず写真を1枚。

 <クビアカトラカミキリ>

そして捕獲。何とか無事に手の中に収まった。地元産55種目。今年も新しいカミキリに出会えるとは 思っていなかったので単純に嬉しい。気を良くして先へと進む。

目的地に到着。昨年「アオスジ」を拾ったエリアである。この前来た時に、伐採された枝が積まれた 山が5ケ所程あった。なんとなく期待できるか?

 <伐採木1>

この山を見て驚いた。「キイロトラ」が大発生している。横2m×奥行1.5m×高さ1mほど に積まれた山全体に「キイロトラ」を正しくバラ撒いたといった感じである。運動会っていうのは こういうのをいうのであろう。模様の鮮やかなモノから・・・

 <キイロトラカミキリ1>

色がグレーのヤツやら・・・

 <キイロトラカミキリ2>

文様がカスれて薄いヤツやら・・・

 <キイロトラカミキリ3>

紛らわしいのも多いが全部「キイロトラ」で3桁は堅い。これほどのカミキリを1度に見たのは 初めてである。

さて数m離れた隣の山を見ると、不思議なことにこちらはシーンとしている。パッと見「キイロトラ」 が1、2匹。と思っていたら向こうの方から長い触角が近付いてきた。今まで見た中で1番長い触角だ。

 <セミスジコブヒゲカミキリ>

長い触覚の付け根付近にポチっとコブが付いていて恰好が良い。慎重に長い触角をつまんで採集。 思いがけずに地元産56種目。

別の山を見て歩いていると足元から小さな蝶が舞いあがった。羽根の先に尻尾が付いている。

 <ミズイロオナガシジミ>

ゼフィルスにまで会えるとは。今日は盆と正月だ。こちらは地元では2種目である。触覚の先の オレンジのポッチも可憐である。こうした晴れ間もあるなら梅雨もなかなかいいもんだ。

 <ワモンサビカミキリ>

帰り道、ニセアカシアの折れ枝に「ワモンサビ」が生っていた。そのうちの1匹。今日はカミキリの 当たりの日だ。




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