〜2012年7月20日 〜霊峰2012〜

狙った通りに7月17日に梅雨明け発表。暑い日が数日続いた。このまま週末までいけば ベストの状態でベストな環境と思っていたら・・・だんだん怪しくなってきて、山梨へ入った 時には雷雨だった。なんとこのまま雨続きの予報。不安なまま就寝。

さて、天気予報は昼から大崩とのことで朝一番にいつもの林道へと向かった。林道に行く手前の 市街地から霧の一粒一粒が見える程の濃霧。途中すれ違う車もライト全開である。

 <写真だと結構見えるんですが>

林道に到着。両側のマツ・シラビソの林は適度に伐採されており、その枝があちらこちらに こんもりと散在している。今年は熊目撃情報も多い地域だし、こんな天気なので少々ビビリながらも 熊鈴をチリチリ大げさに鳴らしてから探索に入る。積まれた枝をネットの代わりのビニール 傘を受け皿にところどころで叩いてみると・・・

 <ヒメヒゲナガ>

 <ヒゲナガモモブト>

少しづつ標高を上げていくと霧も濃度を増してきた。もはや視界は10数m程度か・・・ 晴れていれば結構眺めがよい場所なのだが。

 <視界不良>

行けるところまで行ってみるつもりで次の林道に突入してみた。林道はいまや花の盛り。よい天気なら白い花の上に 群がるカミキリの姿を拝めたろうに・・・もったいない。ともかく目を皿にして眺めると、

 <ウツギの花上のハナカミキリ>

ムシの姿は皆無に近い中、1匹だけウロウロと花を渡り歩いている。何となく見たことがあるような ないようなカミキリだ。花に隠れてよく見えないし、手が届く範囲だったのでとりあえず手を 伸ばした。

 <ヘリグロホソハナ?>

帰宅後、真剣に同定してみて「ヘリグロホソハナ」としてみたがどうだろうか?

ムシは姿が見えないが、雨をよけて葉裏に隠れているものもいるかもしれない。網が濡れるのは 困るが背に腹は代えられず手当たり次第、花を浚ってみた。

 <ニョウホウホソハナ>

他に「フタオビヒメハナ」も採れた。
びしょ濡れの網を絞りつつ振り返ると花の向かい側の藪においしそうな枯葉がぶら下がっていた。

 <ヒメヒゲナガ>

一瞬だが雲が薄くなり、気温が少しだけ上がった。Tシャツ+半袖シャツ+ビニール合羽で震えて いたが、ビニール越しに気温上昇が感じられる。そうこうするうちに蜂類や蝶なども訪花してくる ようになった。
遠くの花にピドニアらしき姿も見える。網を用意しているうちに行方不明・・・

 <逃がす>

でも次のやつが、ふわーっと飛んできて葉裏に隠れたのを見逃さず。

 <またニョウホウホソハナ>

ノイバラであろうか、トゲトゲの茎に白い花。これも本来なら吸虫力があるようで、蜂類が飛んでいる。 そんな中にカミキリらしき小さな姿が見えた。

 <オオヒメハナ>

帰宅後の同定で昨年も採集した「オオヒメハナ」とした。

そして大きな羽音とともに頭のすぐ上の花に飛んできたのがこれであった。

 <フタスジハナ>

やっと夏らしいムシが飛んできたと思ったら、ここで大粒の雨が降ってきた。時間的には 昼近く、予報ではこの後、天候は悪化するはず。 ということで明日に期待して本日はここまで。先に所要を済ますことにした。

(翌日へ)



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