関西地方は5月の末に梅雨入りしたとはいうもののそれ以降良い天気が続いている。発表が明らかに
フライングであり、後日修正されるとは思うが、まあ本当の梅雨入りも近いであろう。 この良い天気を取っておいて週末に振り分けてもらいたいものだがそうもいかないし。 さて先週、里の栗花が程良い感じだったので、この冬に発見した山の栗を見に行ったがフライング。あれから 1週間良い天気が続いたので今週はボツボツ良いだろうと出かけたのは予定より遅れた午後だった。 いつもこうなる。 ショートカットで栗の木に馳せ参じると・・・まあ5分咲きくらい。虫の気配はあるものの カミキリ乱舞とはいかないようだ。 <アカシジミ> この時期に出現する翅にシッポのついたゼフィルスの1種。時々みかける程度だったが ここには結構いるじゃないか。手を伸ばせば2つや3つ、すぐに採れそうなくらいは数がいる。 <ミズイロオナガシジミ> 見ずらい位置にいたのだが、これなんかミズイロオナガシジミではないだろうか?そうで あればこれもゼフィルス。なんか好い季節だな。 カミキリの方はどうかな?と網をかけてみるとトゲヒゲトラやヒメクロトラが少々。ヒメクロトラ? こんな時期にもまだいるんだとさして疑問に思わずに次を浚う。 と網の中になんか今までと違うシルエット。長い触角の感じからしてカミキリだ。 <ホタルカミキリ> 山の中にはそこそこホストであるネムノキもあることだし、いることはいるだろうと思いつつ なかなか出合えなかったヤツ。地元産59種目である。 その後カミキリの姿もなく、スズメバチがオオとキイロで飛び回るのでここを離れる。 ちょっと時刻は遅いながらも足を延ばすことにする。途中の材にはキイロトラが発生中で ヒトオビアラゲが1匹逃げ惑っていた。 <キイロトラカミキリ> 先週だったか、ネット上のニュースでこの辺りの山でマイマイガの幼虫が謎の大発生という のを見かけたが、本当に凄い。両側の目ぼしい木の幹には鈴なり。前蛹状態のものが多いが この通りである。 <マイマイガの幼虫> 何故かは不明ながら20年周期で大発生するのだとか・・・春先からなんだか多いなぁと 思っていたら、やはりである。肌が敏感な人はかぶれるとか・・・鈍くて良かった。 足を延ばした先の材場はここもキイロトラが大発生中である。前回も大発生中だったので 結構発生期間が長い。しかも前回より増えている感じである。それでもその中に混ざって 肩身狭そうなエグリトラ。 <エグリトラカミキリ> とにかく目まぐるしく走り回るキイロトラ。 <キイロトラカミキリ大発生中> これだけいれば、当分この山ではキイロトラの絶滅はないであろう・・・ 近くの粗朶ではミドリカミキリが寂しげである。 <ミドリカミキリ> そのまた近くの粗朶でヒメクロトラ。粗朶にいるところ初めて見た。しかもちょっと大きい。 などと違和感を感じながら写真を何枚も撮影・・・素人の悲しさである。 どうにも違和感が拭えないので帰宅後図鑑を眺めたら、とんでもない!全然違うじゃん! <シラケトラカミキリ> 先ほど栗の花で浚ったヤツも合わせて地元産60種目の「シラケトラカミキリ」でした。 <帰り道のアジサイ> さて、苦節?9年目にして地元産が60種に達した。宝著「大阪府のカミキリムシ」では 中大阪で記載されたものが102種。未確認・未記載含めての60種で残りの種類を改めて 眺めてみる・・・前途多難だと思う。いくつまで数を伸ばせるだろうか? |
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